
Qualifying Charges for Marriott Bonvoy
マリオット ボンヴォイでは、ホテルの請求書に載っている金額すべてにポイントが付くわけではありません。ポイントの対象になるのは「対象料金」だけです。何が対象になるかは、ブランド、予約方法、客室に宿泊したかどうか、誰が支払ったかによって変わります。
同じ請求書の中でも結果は分かれます。たとえば、客室付けにしたレストランの食事代は通常ポイントの対象ですが、駐車料金は対象外です。ここでは、対象になる料金、ならない料金、そしてエリート資格対象泊数の扱いを順に説明します。
ブランドごとの基本ポイント
ポイントは対象料金1米ドルあたりで計算され、米ドル以外の通貨は米ドル相当額に換算されます。多くのブランドは1米ドルあたり10ポイントですが、長期滞在型やアパートメント型、一部のエコノミーブランドは少なくなります。
| ブランド | 1米ドルあたりの基本ポイント | 1泊あたりのエリート資格対象泊数 |
|---|---|---|
| ザ・リッツ・カールトン、セントレジス、Wホテル、JWマリオット、マリオット・ホテル、シェラトン、ウェスティン、コートヤード・バイ・マリオット、フェアフィールド・バイ・マリオット、アロフト、モクシー、citizenM、マリオット・バケーション・クラブなど大半のブランド | 10 | 1 |
| レジデンス・イン、タウンプレース・スイーツ、エレメント、Homes & Villas by Marriott Bonvoy、Apartments by Marriott Bonvoy | 5 | 1 |
| マリオット・エグゼクティブ・アパートメント | 5(客室料金のみ) | 1 |
| プロテア・ホテル、City Express、Four Points Flex | 5 | 0.5 |
| Series by Marriott(米国、カナダ、大中華圏) | 10 | 1 |
| Series by Marriott(上記以外の地域) | 5 | 0.5 |
| StudioRes | 4 | なし |
表の中には見落としやすい点がいくつかあります。
- マリオット・エグゼクティブ・アパートメント:ポイントが付くのは客室料金のみで、飲食などの料金は対象外です。
- 0.5泊の扱い:アカウントの概要には整数しか表示されません。0.5泊が2回分そろって初めて1泊として表示されます。
- 大中華圏の範囲:中国本土、香港、マカオ、台湾が含まれます。
- StudioRes:ポイントは貯まりますが、エリート資格対象泊数は付きません。
エリート会員には基本ポイントに加えてエリートボーナスポイントが付き、会員資格に応じて10%から75%です。ボーナスは基本ポイントをもとに計算されるため、基本ポイントが少ない滞在ではボーナスも少なくなります。
滞在中にポイントが付く料金
登録宿泊者として客室に泊まる場合、請求書に計上された次の料金がポイントの対象です。
- 客室料金:対象料金での予約に限ります。詳しくは次の章で説明します。
- 飲食代:ホテル内のレストラン、バー、ルームサービスです。アルコール類とたばこは、法律で禁止されている地域でのみ対象外です。ホテルが運営・管理していない店舗は対象外となる場合があります。
- 電話・ファクス:客室からの直通電話とファクスの料金です。
- エンターテインメント:客室内の映画とビデオゲームです。
このほか、参加しているマリオットのゴルフリゾートやスパでの利用も、1米ドルあたり10ポイントの対象です。
いずれの料金にも、3つの条件があります。予約時またはチェックイン時に会員番号を伝えること、登録宿泊者として予約した客室のいずれかに泊まること、そして会員本人が支払うことです。
ポイントが付くのは最大3室まで
自分の客室に加えて、最大2室分の料金もポイントの対象になります。すべての客室でチェックイン日とチェックアウト日が同じであることが条件です。また、会員本人がそのうち1室に泊まり、全室を対象料金で支払うか、ポイントで予約している必要があります。4室目以降は、同じ請求書にまとめてもポイントは付きません。
対象となる料金と対象外の料金
請求額の大半を占めるのは客室料金なので、予約方法が結果を大きく左右します。対象となる料金には、ビジネス・レジャー向けの一般的な料金の多くが含まれます。
- 公開料金:割引コードを使わずにマリオット公式サイトで予約した料金です。標準料金やプレミアム料金が該当します。
- 事前払い料金:早期予約料金や前払い料金です。
- 契約料金:企業契約料金、国・地方自治体向けの料金です。
対象外の料金では、ポイントもエリート資格対象泊数も付かず、会員特典も受けられません。主な例は次のとおりです。
- OTA経由の予約:Expedia、Booking.com、Hotwire、Priceline、Orbitz、Travelocityなど第三者サイト経由の予約です。
- 団体料金:イベント、会議、カンファレンス、団体旅行のための団体料金です。
- パッケージ:旅行会社、ホールセラー、航空会社乗務員向けの料金、パッケージ予約です。
- 無料客室:無料提供の客室、宿泊券や第三者の特典で手配した客室です。
ポイントやエリート資格を重視する場合は、予約前にホテル公式の料金とOTAの料金を比べておくとよいでしょう。OTAで安くなる金額より、失うポイントの価値のほうが大きいこともあります。
ポイントが付かない料金
次の料金は、対象料金と同じ請求書に載っていてもポイントは付きません。
- 無料サービス:ホテルが無料で提供するサービスです。
- 無料宿泊特典:ポイントによる予約で、ポイント+キャッシュの現金部分も含みます。
- 宴会・会議:宴会や会議などの料金です。マリオット ボンヴォイ イベントの対象契約に基づく場合のみ例外です。
- その他の館内利用:駐車料金、ビジネスセンター、物販店、第三者が提供するサービスです。
- 税金・手数料:客室料金にかかる税金、サービス料、チップ、リゾート料金や施設利用料などの強制的な料金です。
- キャンセル関連:直前キャンセル料、不泊時の料金です。料金を全額前払いしていても対象外です。
- Homes & Villasの一部料金:Homes & Villas by Marriott Bonvoyで発生する一部の料金です。
客室付けにしたその他の料金にかかる税金、サービス料、チップは、限られた場合にポイントの対象となることがあります。ただし、客室料金の税金や強制的な料金は対象外です。
オールインクルーシブ・リゾートの規則
オールインクルーシブ・リゾートでは、対象料金1米ドルあたり10ポイントの基本ポイントが付きます。食事やアクティビティが料金に含まれているため、対象になる料金も通常のホテルとは異なります。
- パッケージ料金:対象料金での宿泊料金です。
- 追加の飲食:パッケージとは別に購入したプレミアムな飲食です。アルコールの扱いは通常のホテルと同じです。
- 追加人数料金:対象料金で支払った宿泊での追加人数料金です。無料宿泊特典での追加人数料金は対象外です。
- リゾート内アクティビティ:リゾートが運営するスパ、ゴルフなどです。
- パッケージ内の税金:対象となるパッケージ料金に含まれる税金、サービス料、チップです。
第三者が運営するレストランは対象外となる場合があり、リゾートの外の店舗は対象外です。早期チェックアウトの手数料もポイントは付きません。
会員番号の登録期限には少し余裕があります。オールインクルーシブ・リゾートでは、予約時やチェックイン時のほか、滞在終了までに伝えれば対象になります。
宿泊しなくてもポイントが付く場合
一部のマリオット系ホテルでは、参加しているレストランやバーなどを利用すれば、宿泊しなくてもポイントが貯まります。ただし、規則は宿泊時と異なります。
- 獲得率:割引適用後、対象外の項目を除いた合計額1米ドルあたり5ポイントです。
- 本人確認:店舗によって、支払い時に会員番号を伝えるか、会員アカウントに登録したカードで支払う必要があります。アカウント名と一致する写真付き身分証の提示を求められることもあります。
- カード登録の注意点:一部の地域では、1枚のカードを複数のアカウントに登録している場合、最後に登録したアカウントにのみポイントが付きます。
- エリートボーナス:店舗の決済処理方法によって、付く場合と付かない場合があります。
- 対象外:法律で禁止されている地域のアルコール類、宴会・会議関連の料金、第三者運営の店舗、ホテル外の店舗です。
- マイル設定の会員:宿泊の獲得設定を航空会社のマイルにしている会員にも、この場合はポイントが付きます。
ポイントの反映には最大10日かかります。10日を過ぎても反映されない場合は、マリオット ボンヴォイ会員サポートに連絡してください。参加店舗は予告なく変わることがあるため、利用前に確認しておくと安心です。
エリート資格対象泊数の条件はより厳しい
ポイントとエリート資格対象泊数は、必ずしもセットではありません。複数の客室を支払った場合、全室分の料金にポイントは付きますが、エリート資格対象泊数は会員本人が支払い、実際に泊まった1室分だけです。
会社が直接支払う出張も、大規模な会議や団体の会合に関係しなければエリート資格対象泊数の対象です。対象外の料金での宿泊には付きません。
2人の会員が同じ客室に泊まった場合、ポイントとエリート資格対象泊数はどちらか1人にのみ付きます。他人が支払った料金を自分のアカウントに付けることもできません。
請求書の計算例
マリオット公式サイトでシェラトンを1泊180米ドルで3泊予約したとします。請求書の内訳は次のとおりです。
- 客室料金:540米ドル
- ホテル内レストランの夕食(客室付け):75米ドル
- 客室内の映画:15米ドル
- 客室料金の税金:70米ドル
- 駐車料金:120米ドル
- 施設利用料:75米ドル
対象料金は客室料金、夕食、映画の合計630米ドルで、基本ポイントは6,300ポイントです。これにエリートボーナスが加わります。税金、駐車料金、施設利用料の合計265米ドルにはポイントが付きません。
同じ利用をエレメントでした場合、基本ポイントは3,150ポイントです。OTA経由で予約していれば、客室料金分のポイントもエリート資格対象泊数も付きません。
対象料金を確実に反映させるために
- 公式経路で予約する:マリオット公式サイト、マリオット ボンヴォイ アプリ、またはホテルに直接予約し、対象外料金になる割引コードは避けます。
- 会員番号を早めに登録する:予約時に会員番号を入力し、チェックイン時にも確認します。
- 客室付けにする:ホテル内のレストランやバーの支払いは客室付けにして、宿泊の請求書に載るようにします。
- 日程をそろえる:同行者の客室を予約する際は、チェックイン日とチェックアウト日を同じにし、合計3室以内に収めます。
- 請求書を確認する:チェックアウト時に、対象料金と税金・手数料を分けて確認しておくと、付くポイントの目安がわかります。
- 未反映のポイントを確認する:宿泊なしの利用で10日経っても反映されない場合は、会員サポートに連絡します。
まとめ
ポイントが付くのは、客室料金と飲食、ゴルフ、スパなどのホテル内での利用です。税金、各種手数料、駐車料金、第三者のサービスには付きません。獲得率はブランドで決まり、大半のホテルの1米ドルあたり10ポイントからStudioResの4ポイントまで差があります。
利用金額と同じくらい、予約方法と客室数も結果を左右します。対象料金で直接予約し、チェックイン前に会員番号を登録し、対象となる利用は客室付けにしてください。エリート資格対象泊数は、自分で支払って泊まった1室分だけである点も押さえておきましょう。

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