マリオットボンヴォイのポイントは、ホテル宿泊以外にも貯める手段が豊富にあります。提携クレジットカード、レストランでの食事、配車サービス、レンタカー、クルーズ、会議やイベントの利用など、いずれも同じ会員口座に積み上がります。入会は無料で、24か月以内に一度でも対象となる活動があればポイントは失効しません。
この記事では、それぞれの獲得方法におけるレートや制限を整理し、特定の国や地域限定のルールについても明記しています。ご自身の旅行スタイルに合った、効率的なポイント獲得方法を見つけるためのガイドとしてお役立てください。
ホテル宿泊で貯まるベースポイント
宿泊で貯まるベースポイントはブランドによって異なります。大半のブランドでは、対象となる利用額1米ドル(または現地通貨の相当額)につき10ポイントが付与されます。長期滞在型や低価格帯の一部ブランドはこれより低いレートです。
| 1米ドルあたり | 対象ブランド | 補足 |
|---|---|---|
| 10ポイント | Marriott、Sheraton、Westin、JW Marriott、The Ritz-Carlton、St. Regis、W Hotels、Courtyard、Fairfield、Moxy、Aloft、Le Méridien、Renaissance、Autograph Collectionなど大半のブランド | オールインクルーシブリゾート、および米国・カナダ・中華圏のSeries by Marriottも同じレート |
| 5ポイント | Apartments by Marriott Bonvoy、City Express、Element、Four Points Flex、Homes & Villas by Marriott Bonvoy、Protea Hotels、Residence Inn、TownePlace Suites、上記地域以外のSeries by Marriott | Marriott Executive Apartmentsもこの区分ですが、対象は宿泊料金のみで、その他の利用分にはポイントが付きません |
| 4ポイント | StudioRes | プログラム内で最も低いレート |
実際に受け取れるポイント数は、次のルールにも左右されます。
- 対象レートでの予約が条件:ポイントが付くのは対象レートで予約した宿泊のみです。他社の予約サイトや対象外のレートで泊まると、滞在中にレストランやスパを利用してもポイントは一切付きません。マリオット公式での直接予約が最も確実です。
- 税金は対象外:税金や政府が定める手数料にはポイントが付きません。ただしオールインクルーシブリゾートでは、パッケージ料金に含まれる税金・サービス料・チップは対象になります。
- 館内利用は対象:対象ブランドで部屋付けにしたレストラン、バー、スパ、ゴルフなどホテル運営のサービスは、宿泊料金と同じレートでポイントが付きます。
- 複数の客室:参加プロパティでは、同じチェックイン・チェックアウト日で、本人がそのうち1室に宿泊し全室を対象レートで支払う場合、最大3室分のポイントを獲得できます。
ポイントとマイルの選択
会員口座は初期設定でポイントを貯める仕様になっています。プロフィール画面から提携航空会社のマイレージプログラムと会員番号を登録すれば、マイルを貯める設定に変更できます。変更は以降の宿泊にのみ適用されます。マイル設定にするとエリートボーナスポイントは付与されないため、エリート会員はポイントのままにしておくほうが有利な場合がほとんどです。航空会社に加算されたマイルは、ポイントに戻すことも他の航空会社に変更することもできません。
エリート会員のボーナス
エリート会員にはベースポイントに上乗せでボーナスが付きます。ボーナスは会員ランクに応じた割合で計算され、一部の例外ブランドを除くすべての参加ブランドの対象利用に適用されます。
| 会員ランク | ボーナス率 | 10ポイントブランドで100米ドル宿泊した場合 |
|---|---|---|
| 一般会員 | 0% | 1,000ポイント |
| シルバーエリート | 10% | 1,100ポイント |
| ゴールドエリート | 25% | 1,250ポイント |
| プラチナエリート | 50% | 1,500ポイント |
| チタンエリート | 75% | 1,750ポイント |
| アンバサダーエリート | 75% | 1,750ポイント |
会員ランクは宿泊実績泊数で決まり、この泊数は対象となる宿泊の期間中にしか加算されません。ポイントに影響する予約ルールは、ランクの達成にもそのまま影響します。
マリオットは2泊以上の滞在やリゾート滞在でボーナスポイントが付くキャンペーンを随時実施しています。多くは宿泊前の登録が必要なため、出発前に会員ページのキャンペーン欄を確認しておくとよいでしょう。
提携クレジットカードとポイント移行
日本ではAmerican Expressから2種類のマリオットボンヴォイ提携カードが発行されており、日常の支払いで効率よくポイントや宿泊実績を貯めることができます。
- Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード:(年会費82,500円・税込)マリオット参加ホテルでの利用100円につき6ポイント、その他の利用100円につき3ポイントが付与されます。ご入会で自動的に「ゴールドエリート」資格が付与されるほか、年間500万円以上の決済で「プラチナエリート」資格を取得できます。さらに毎年15泊分のエリートナイトクレジットが付与され、年間400万円以上の決済で無料宿泊特典(75,000ポイントまで)がもらえます。
- Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・カード:(年会費34,100円・税込)マリオット参加ホテルでの利用100円につき5ポイント、対象航空会社および外貨払いでの利用100円につき3ポイント、その他の利用100円につき2ポイントが貯まります。毎年5泊分のエリートナイトクレジットが付与されるほか、年間250万円以上の決済で無料宿泊特典(50,000ポイントまで)を獲得できます。
カードのポイントは請求サイクルごとに加算され、会員として宿泊で得るホテルポイントとは別枠です。提携カードで宿泊費を支払えば両方が同時に貯まります。また、カードには入会特典としてボーナスポイント(条件あり)や、ザ・リッツ・カールトンまたはセントレジスホテルでの連泊に使えるプロパティクレジットなどの魅力的な付帯サービスも含まれています。
提携カード以外では、American Express Membership RewardsやChase Ultimate Rewards、Bilt Rewards等の柔軟なポイントプログラムからマリオットへの移行(1:1)も可能ですが、移行は具体的なポイント利用(交換先)が決まっているときに限定するのが無難です。
食事、ショッピング、友達紹介で貯める
宿泊しなくても食事でポイントは貯まります。参加ホテルやリゾートのレストランで会員番号を提示し、自分で支払えば、宿泊客でなくてもポイントが付与されます。
ホテル外でも、日常の支出でポイントを貯められるいくつかのプログラムがあります(Eat Around TownとUberは現在米国限定です)。
- Eat Around Town:クレジットカードを登録し、参加レストランで食事をします。一般会員は1米ドルにつき4ポイント、エリート会員は6ポイントで、税金とチップを含む総額が対象です。登録後60日以内に1回食事をすると6,000ポイント、その後は10回の食事ごとに1,000ポイントが追加されます。
- UberとUber Eats:Uberとマリオットの口座を連携すると対象取引でポイントが貯まります。Uber Eatsのレストラン・食料品注文は1米ドルにつき最大2ポイントで、1回の注文が40米ドル以上であることが条件です。UberXL、Uber Comfort、Uber SUV、Uber Blackなどの上位車種は1米ドルにつき3ポイントで、通常のUberXは対象外です。
- オンラインショッピング(Marriott Bonvoy Boutiques):マリオットブランドのマットレスや寝具、バス用品などを購入すると、1米ドルにつき5ポイントが貯まります。
- 友達紹介(Refer a Friend):マリオットボンヴォイに友人を紹介すると、友人の最初の5回の滞在ごとに2,000ポイント(年間最大50,000ポイント)を獲得できます。
旅行関連の提携サービスと体験
すでに利用している支出に、提携プログラムを通じてポイントを上乗せできます。
- Tours & Activities:マリオット自身のプラットフォームで現地体験を予約すると、1米ドルにつき最大10ポイントが付きます。レートは体験ごとに異なるため、予約前に料金とポイント数を比べてください。
- レンタカー(Hertz、Dollar、Thrifty):予約時にマリオットの会員番号を入力すると、Hertzは1回のレンタルにつき500ポイント、Dollar/Thriftyは250ポイントが付与されます。エリート会員はさらにボーナスを獲得できます(Hertzは最大700ポイント)。
- クルーズ:Cruise with Pointsの提携リンクから予約すると1米ドルにつき3ポイントが獲得できます。
- バケーション・バイ・マリオット:航空券やレンタカーを含むパッケージを予約すると、客室料金部分に対してポイントが貯まります。
- MGMリゾーツ:MGMリワーズのポイントをマリオットへ移行できます(MGM 1,000ポイント=マリオット800ポイント)。
- 会議・イベント:マリオット系列ホテルで対象のイベントを開催すると、会場費、飲食費、音響・映像機器の費用に対して1米ドルにつき2ポイントが付きます。一般会員は1イベントあたり上限60,000ポイントです。エリートボーナスも適用され、チタンおよびアンバサダー会員は1イベントあたり最大105,000ポイントまで獲得できます。
ポイントの譲渡と購入
目当ての交換にあと少し足りないときは、宿泊なしで補う方法が2つあります。
- 会員間の譲渡:手数料は無料で、1,000ポイント単位で行います。双方の口座が開設から30日以上経過し対象活動があること、または対象活動がなければ90日以上経過していることが条件です。1人の会員が譲渡できるのは年間100,000ポイントまで、受け取れるのは暦年で500,000ポイントまでです。夫婦や同行者で、ランクの高い側の口座にポイントをまとめて交換したい場合に向いています。注意:ポイントの譲渡や受け取りは、ポイント有効期限を延長するための対象活動にはカウントされません。
- ポイントの購入:最低1,000ポイントから、暦年で最大100,000ポイントまで購入できます。新規口座は開設後30日間は購入できません。通常価格は1ポイントあたり1.25セントで、一般的な評価額を上回るため、特定の交換先が決まっている場合か割引セールのときに限って検討するのが現実的です。
獲得方法の組み合わせ方
最も安定した獲得源は宿泊であり、マリオット公式で対象レートを直接予約することが、ポイントと宿泊実績泊数の両方を確実に守る唯一の手順です。その先の優先順位は居住地によって変わります。日本にお住まいの会員は、Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・カードを日常の支出に利用することがポイントを効率よく貯める最強の手段となります。さらに、ホテル内での食事、Tours & Activities、Hertzなどの提携サービスを組み合わせることで、無駄なくポイントを獲得できるでしょう。
ポイントを購入または移行する前には、かかる費用と現金で宿泊を予約した場合の価格を比べてください。1ポイントあたり約0.7セントの価値であれば、目当ての宿泊がそれを大きく上回らない限り、1.25セントで買う意味はありません。

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