
Transfer Marriott Points to Others
マリオットボンヴォイのポイントは、家族や友人のアカウントへ無料で移行することができます。
この機能を利用すると、ポイントを合算して希望のホテルの無料宿泊に引き換えたり、エリート会員資格を持つ家族の特典を最大限に活かしたりすることが可能になります。
移行の手続きは非常にシンプルですが、プログラム規約に基づいた細かいルールが存在します。 この記事では、ポイント移行に関する基本条件や具体的な手順、上限に達した場合の代替案、そして実用的な活用方法について詳しく解説します。
ポイント移行の基本ルールと条件
ポイントを移行するには、送り手と受け手の両方のアカウントが有効な状態(グッドスタンディング)である必要があります。 送り手と受け手で住所や名字が同じである必要はなく、条件を満たしていれば友人などにも移行可能です。
アカウント開設期間に関する条件
アカウントの開設期間によって、移行機能を利用できるかどうかが決まります。
- 開設から 30 日未満:ポイントの移行も受け取りも一切できません。
- 開設から 30 日〜90 日:有償での宿泊や提携クレジットカードの利用など、対象となるアクティビティが少なくとも 1 回あればポイント移行機能を利用できます。
- 開設から 90 日経過:アクティビティの有無に関わらず、ポイントの送受信が可能になります。
移行できるもの・できないもの
アカウント間で移行できるのは「マリオットボンヴォイのポイント」のみです。 エリートナイトクレジット(宿泊実績)や、航空会社のマイルを他の会員のアカウントへ移行することは規約で認められていません。
移行の上限と回数制限
ポイントの乱用を防ぐため、手数料はかからないものの、明確な制限が設けられています。
- 最低移行数:1,000 ポイント(以降 1,000 ポイント単位で指定可能)
- 送信の上限:1 アカウントにつき年間 100,000 ポイントまで
- 受信の上限:1 アカウントにつき年間 500,000 ポイントまで
- 回数制限:1 ヶ月に最大 2 回、年間で最大 6 回まで
- 処理時間:通常は即時、最大で 24 時間
これらの制限は毎年 1 月 1 日にリセットされます。 上限を超えると次のリセット時期まで移行機能がブロックされるため、計画的に利用する必要があります。
オンラインと電話での具体的な移行手順
最も簡単な移行方法は、マリオットの公式サイトまたはアプリを利用することです。 オンラインでのアクセスが難しい場合やシステムエラーが生じた際は、電話での手続きも可能です。
オンラインでの手続き
1. マリオット公式サイト(marriott.com)にアクセスし、ポイントを送る側のアカウントでログインします。
2.「ポイントとアワードの交換」のセクションから「ポイントをシェア(ポイントを移行)」を選択します。
3. 受け手のフルネーム、会員番号、移行したいポイント数を正確に入力します。
4. 移行後はポイントに対するすべての権利を失う旨の確認画面が表示されるため、内容を確認します。
5.「今すぐポイントを移行」をクリックして完了させます。
カスタマーサポートへの電話による手続き
急ぎの場合やオンラインでエラーが出る場合は、マリオットボンヴォイの会員サポートに電話をして手続きを依頼することも可能です。 電話口で双方のアカウント情報を伝えて本人確認を行えば、オペレーターがその場で処理を進めます。 電話経由で開始された移行手続きは、オンライン経由よりも早くアカウントに反映される傾向があります。
手続き時の実用的なアドバイス
入力する氏名や会員番号は、受け手のアカウント情報と完全に一致している必要があります。 日本の会員に多いトラブルとして、アカウントに登録されている名前が「ローマ字表記」か「漢字表記」かの相違でエラーになるケースがあります。 手続き前に相手のプロフィール画面の表記を確認し、一言一句同じように入力することをおすすめします。
ポイント移行を最大限に活用する実践的なアイデア
保有ポイントの価値をさらに高めるための、実用的で理にかなった使い道をいくつか紹介します。
5 泊目の無料宿泊特典を狙う
マリオットボンヴォイでは、ポイントを使って 5 連泊の予約をすると、1 泊分の必要ポイント数が無料になる「4 泊分で 5 泊滞在特典」があります。 一人のアカウントでは 5 泊分のポイントに満たない場合でも、家族間でポイントを合算すれば、この価値の高い特典を利用しやすくなります。
エリート会員資格の特典を適用させる
夫婦やパートナーの間で、片方だけがプラチナエリートやチタンエリートなどの上級会員資格を持っている場合に有効な方法です。 エリート資格を持たない方のポイントを、資格を持つ方のアカウントにすべて移行します。 そして、エリート会員のアカウントからポイント宿泊を予約することで、客室の無料アップグレードやラウンジアクセス、無料朝食などのエリート特典を確実に適用させることができます。
ポイントの失効を防ぐ
アカウントが 24 ヶ月間無活動だと保有ポイントはすべて失効してしまいます。 もし有効期限が切れそうなアカウントがある場合、そのポイントを現在アクティブに利用している別のアカウントへ移行させれば、ポイント自体の消滅を防ぐことができます。
年間 10 万ポイントの送信上限に達した場合の代替案
家族の旅行のために 10 万ポイント以上を提供したい場合、ポイント移行の上限に引っかかってしまうことがあります。 その場合、ポイントを移行するのではなく「ポイント宿泊の予約自体を譲渡(ギフト)する」という代替手段が存在します。
自分のアカウントのポイントを使って宿泊予約を取り、宿泊者を家族や友人の名前に指定することができます(贈与によるアワード交換滞在)。 この手続きはオンラインではできず、会員サポートへの電話連絡でのみ予約可能です。 なお、このギフト予約は 1 つのアカウントにつき年間 5 回までという制限があります。また、クレジットカードの更新等でもらえる「無料宿泊特典(フリーナイトアワード)」は譲渡対象外となります。
失敗しないための重要な注意点
ポイント移行は便利な反面、一度手続きをすると元には戻せません。 予期せぬトラブルを避けるために、以下のルールを正しく理解しておいてください。
移行自体は「アクティビティ」としてカウントされない
マリオットのアカウントは、24 ヶ月間連続して対象となるアクティビティがないとポイントが失効します。 ポイントの移行や受け取りは、この有効期限を延長するための「アクティビティ」には含まれません。 ポイントを受け取ったとしても、そのアカウントに有償宿泊やポイント交換などの実績がなければ、ポイントはそのまま失効するリスクがあります。
移行したポイントは返却されない
一度ポイントがあなたのアカウントから離れると、いかなる理由があっても取り戻すことはできません。 受け手が結局そのポイントを使わなかった場合でも返還は不可能です。 移行先のアカウントが現在非アクティブである場合、またはポイントを使用する前に非アクティブになった場合、マリオットは移行されたポイントを没収する権限を持っています。
特殊なケース:相続や離婚によるポイント移行
通常のポイント移行枠(年間 10 万/50 万ポイント上限)とは別に、例外的なライフイベントが発生した場合は、特別な対応が用意されています。
- 会員が逝去された場合:法的配偶者または遺言書で指定された受取人 1 名に限り、ポイントを 1 回のみ全額移行できます。死亡証明書などの公的書類の提出が必要です。ただし、エリート会員資格や宿泊実績を引き継ぐことはできません。
- 離婚の場合:裁判所の命令(離婚判決や合意書)に従い、一方のアカウントからもう一方へ未交換のポイントを移行することが可能です。
これらの手続きはカスタマーサポートに連絡し、必要書類を提出して審査を受ける必要があります。
まとめ
マリオットボンヴォイのポイント移行は、無料で迅速に行える実用的な仕組みです。 公式な「家族アカウント」機能を使わずに、世帯内のポイントを一つのプールとしてまとめて管理できる利点があります。
上限に達した場合でも、ポイント宿泊のギフト予約という選択肢を知っていれば柔軟に対応できます。 受け手のアカウントのアクティビティ状況を確認し、名前と会員番号を正確に入力し、移行が取り消し不可であることを念頭に置いた上で活用してください。




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